庭のある一戸建てのメリットとデメリットとは?庭の上手な活用方法も解説!

庭のある一戸建てのメリットとデメリットとは?庭の上手な活用方法も解説!

庭付き一戸建てに漠然とした憧れを抱いている方は、多いのではないでしょうか。
けれど、一戸建ての購入を具体的に考えたときは、庭があるほうが良いのかどうか、悩んでしまうかもしれません。
そこで今回は、庭のある一戸建てに生じるメリットやデメリットを解説します。
活用方法の例もご紹介しますので、庭のある一戸建ての購入を検討されている方は、ぜひご参考にしてください。

一戸建てに庭があると得られるメリットとは

一戸建てに庭があると得られるメリットとは

一戸建ては高額なので、購入する際はできるだけ後悔のないようにしたいと考えるものでしょう。
そのため、庭のある一戸建てに魅力を感じていても、購入しても良いのかどうか、迷うことは多いものです。
そこで、一戸建てに庭があるとどのようなメリットを得られるのか、確認してみましょう。

メリット①日当たりや風通しが良い

一戸建てに庭があると得られる大きなメリットは、日当たりや風通しが良くなることです。
隣接する建物との距離が近いと、日光や風がさえぎられてしまい、室内が暗くなったり風通しが悪かったりすることがあります。
その点、庭があると空間ができるので、庭のない一戸建てよりも日当たりや風通しが良くなり、快適に過ごせるでしょう。
また、日当たりや風通しの悪い家は、湿気がたまりやすいと考えられます。
湿気が多いとカビや雑菌などが増えて、家の劣化や健康被害などにつながるおそれがあります。
庭によって日当たりや風通しが確保できると、そのような心配が軽減するでしょう。

メリット②ガーデニングや家庭菜園を楽しめる

「庭がほしい」と思う理由として多いのは、ガーデニングや家庭菜園を楽しめることでしょう。
四季折々の花を育てたり、収穫したばかりの野菜を食べたりできることは、庭付き一戸建ての大きな魅力です。
また、植物の栽培だけではなく、好みに合わせて庭を演出することも楽しいでしょう。
プランターやガーデニング雑貨、レンガや石などを使って工夫すると、さまざまなイメージの庭を作れます。
自分好みのオリジナルな庭を作る時間や、その庭を室内から眺める時間は、憩いのひとときになるでしょう。

メリット③子どもの遊び場として活用できる

一戸建てに庭があると、子どもの遊び場として使えることもメリットです。
自宅の庭なら車などの心配がなく、安全に外遊びができます。
親は家にいながら見守ることができるので、気軽に外遊びをさせてあげられます。
砂場やすべり台などの遊具を置くと、公園に行く時間がなかなか取れなくても、子どもを満足させることができるでしょう。

一戸建てに庭があると生じるデメリットとは

一戸建てに庭があると生じるデメリットとは

庭のある一戸建てには、メリットだけではなくデメリットもあります。
一戸建ての購入後に後悔しないためには、デメリットも把握したうえで検討することが大切です。
そこで、庭付き一戸建てに生じるおもなデメリットを4つ、確認しておきましょう。

デメリット①こまめな手入れが必要

庭がある一戸建てに生じるデメリットのなかでも多いのは、手入れに手間がかかることでしょう。
庭が土の場合は雑草が生えるので、定期的に抜かなくてはなりません。
また、樹木を植えた場合は剪定をしないと茂ってしまい、落葉樹なら落ち葉の掃除も必要です。
これらの手入れをきちんとおこなわないと、隣家に迷惑をかけてしまい、トラブルになる可能性があるので注意しましょう。

デメリット②虫対策が必要

庭の環境によっては、蚊やハエなどの虫がたくさん発生してしまうことがあります。
たとえば、先述した庭の手入れを怠ると、雑草や庭木が茂って虫の大量発生につながる可能性があるでしょう。
また、水たまりがあると蚊などが卵を産んでしまうので、水をためない工夫も必要です。
虫の発生も近隣トラブルにつながる可能性があるので、きちんと対策を講じておきましょう。

デメリット③プライバシー確保の工夫が必要

庭は開けた空間なので、日当たりや風通しが良くなる一方で、外からの視線が気になる可能性があります。
道路や隣家から丸見えだと、気兼ねなくガーデニングや子どもを遊ばせることができないかもしれません。
その場合は、プライバシーを確保するために、樹木を植えたり目隠しフェンスを設置したりなどの工夫が必要です。
どちらも費用がかかるうえ、樹木は定期的な剪定に、フェンスなどはメンテナンスや交換に手間がかかるでしょう。

デメリット④土地が必要

基本的なことですが、庭を作るためにはその分の土地が必要です。
一戸建てには居住スペースや駐車スペースも必要で、これらとの兼ね合いを考えずに庭を設置すると、生活が不便になってしまうことがあるでしょう。
一方、それぞれに十分な広さを確保しようとすると、広い土地が必要になり、購入費用が高くなる可能性があります。
費用を抑えつつ広い土地を購入したい場合は、郊外や立地の良くない物件なども考える必要が生じるでしょう。

一戸建てにある庭を上手に活用する方法とは

一戸建てにある庭を上手に活用する方法とは

庭付き一戸建てにはさまざまなデメリットがあるものの、魅力的なメリットもあります。
デメリットに注意しながらうまく活用すると、庭のある一戸建てで満足のいく生活ができるでしょう。
そこで、参考にしたい庭の活用方法を3つ、ご紹介します。

庭の活用方法①子どもの遊び場にする

小さな子どもがいるファミリーには、一戸建ての庭を遊び場として活用することがおすすめです。
その場合は天然芝や人工芝を敷くと、はだしで走ったり寝転んだりなど、のびのびと動くことができるでしょう。
小さなブランコやすべり台などの遊具を設置したり、砂場を作ったりすると、安全に楽しく遊べる場所として便利に使えます。
夏はビニールプールを設置すると、外出がためらわれるような暑さでも、気軽に外遊びができるでしょう。
また、ミニトマトやナスなど、子どもが好きな野菜を一緒に育てることもおすすめです。
成長過程の観察は子どもの好奇心を育み、収穫した野菜を食べることは良い経験になります。
子どもと一緒に野菜を育てて食べることは、親にとってもかけがえのない思い出になるでしょう。

庭の活用方法②アウトドアリビングにする

アウトドアリビングとは、屋外のスペースを室内のリビングなどとつなげて、生活の場として使えるようにした空間です。
開放感のある間取りになることや、日光浴を気軽に楽しめることなど、さまざまなメリットがあります。
たとえば、掃き出し窓とつながるようにウッドデッキを設置して、テーブルやソファなどを置くと、セカンドリビングとして使える便利な空間になります。
外の空気を感じながらランチや読書ができるほか、日当たりが良ければ洗濯物を干すスペースとしても活用できるでしょう。

庭の活用方法③庭園にする

ガーデニングが好きな方には、本格的な庭園づくりもおすすめです。
好きな花や果樹などを育てることはもちろん、庭を好みのイメージに演出することも楽しいでしょう。
砂利や飛び石を配置して日本風にしたり、アーチやフェンスを使って洋風にしたりなど、工夫次第でさまざまな雰囲気の庭を作れます。
庭で作業する時間も、室内から庭を眺める時間も、癒しのひとときになるでしょう。

まとめ

一戸建てに庭があると、日当たりや風通しが良くなり、快適に生活できるでしょう。
こまめな手入れが必要で、費用がかかる面もありますが、ガーデニングや家庭菜園を気軽に楽しめます。
子どもの遊び場やアウトドアリビングなどにも活用できるので、気になる方はぜひ庭のある暮らしを検討してみましょう。