家が売れない理由について!売れ残った場合どうなるのかや対策をご紹介
家を売り出したものの、売れないまま時間が過ぎてしまい、焦りを感じる方は多いのではないでしょうか。
住み替えでその状態になると、その後のスケジュールがスムーズに進まなくなる可能性もあることから、なんとか打開策を講じたいものです。
今回は、家が売れないとその家はどうなるのか、売れない理由や売れない場合の対策についてご紹介します。
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売れない家はどうなるのか
もし、家が売れない場合、最終的には「買取に回される」「競売にかけられる」「空き家のまま残る」のいずれかになります。
売れない家がどうなるのかについて、それぞれ詳しく見ていきましょう。
買取に回される
一定期間売れなかった家は、不動産会社による買取に回される場合があります。
不動産会社に売却の仲介を依頼する媒介契約は、1契約につき3か月の期間が設けられていることがほとんどです。
契約によっては、この期間が満了するまでに、個人の買主が見つからなかったら、不動産会社がその家を買い取る「買取保証」をつけていることがあります。
買取保証がついていれば、期間内に売れない場合でも、最終的に不動産会社に引き取ってもらえます。
ただし、不動産会社による買取は、買取保証であっても、市場価格よりも価格が下がってしまうのがネックです。
競売にかけられる
売却代金で住宅ローンを返済するつもりで売り出していた場合、期限までに売却できないと競売にかけられる可能性があります。
住宅ローンの返済を滞納してしまい、売却代金で残金を返済する予定で売り出すことを任意売却と呼びますが、必ずしも買い手が見つかるとは限りません。
その場合は、家が金融機関に差し押さえられて、司法機関によって競売にかけられます。
競売にかけられると、所有者は売却に関われなくなるほか、売却価格が市場価格よりも大きく下がる場合が多いです。
また、競売後の売却代金で返済しきれなかったローン残高については、そのあとも支払いを続ける必要があります。
空き家のまま残る
住宅ローンは問題なく返済しており、不動産会社に買取を依頼していない場合は、売れない家がそのまま空き家として残ります。
誰も住んでいない家であっても、所有している限りは、固定資産税を払い続けなければなりません。
また、空き家の所有者には管理義務も発生するため、草むしりや建物の清掃、メンテナンスなどを続ける必要があります。
こうしたメンテナンスを怠って劣化し、倒壊の危険性が高まった住宅は特定空き家に指定され、行政指導の対象にもなるため注意しましょう。
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家が売れない理由
売り出した家が売れないのには、さまざまな理由があります。
家が売れないのには、購入希望者からの問い合わせが少ない、内見での対応が良くない、価格が適切でないなどの理由が挙げられます。
理由を見直して、思い当たる節がある場合は、はやめに改善するのが望ましいです。
問い合わせが少ない
そもそも購入希望者からの問い合わせが少なく、内見の件数が増えない場合は、家が売れない可能性が高いです。
購入希望者は内見によって、その家を購入するかを決めるため、家を売るには内見の件数を増やす必要があります。
問い合わせ件数が少ないのは、広告に記載されている内容に魅力がない、または広告があまり認知されていないためです。
家を買おうと考えている方の目に留まる広告でなければ、内見してみようと思われません。
内見の対応が良くない
内見自体は何度かおこなっているのに、一向に家が売れない場合は、内見時の対応が良くない可能性があります。
購入希望者の方への愛想が良くない、聞かれたことにはっきり答えられていないなど、自分の対応に問題がないか見返してみましょう。
内見に来た購入希望者の多くは、売主の方の対応も家の購入を決める条件に含めています。
そのため、対応が悪く不快な思いをさせられた売主の家を買いたいとは思わず、購入候補から外れてしまうのです。
また、内見時の家の見せ方やディスプレイが良くなく、あまり魅力が伝わっていない可能性もあります。
価格が適切でない
家がなかなか売れない場合は、売り出し価格の設定が適切でない可能性があります。
不動産には、さまざまな条件から導き出される相場価格があり、そこから大きく離れた価格を設定すると売れにくくなるのです。
購入希望者側が、その価格に見合うだけの魅力をその家に感じてくれれば、購入につながる可能性もありますが、そうでなければ高すぎる値段設定では売れません。
一方で、相場価格よりも安ければ売れるかといえば、そういうわけでもない点に注意が必要です。
売り出し時点から、相場よりも低い価格で売り出した場合、何か良くない事情があるのではと、勘繰られて避けられる可能性があります。
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家が売れない場合の対策
家が売れないままにしていると、売主の方にとっては損をする可能性があるため、状況を改善する必要があります。
どのような対策が必要なのかは、家が売れない理由によって異なるため、理由に合った行動をとらなければなりません。
問い合わせが少ない、内見がうまくいかない、価格が適切でない場合に、それぞれどのような対策がとれるのか見ていきましょう。
問い合わせが少ない場合の対策
購入希望者の方からの問い合わせが少なく、内見につながらない場合は、売却戦略を見直す必要があります。
問い合わせ件数を増やすためには、駅からの距離や間取りなど、その家が持つ強みを広告のなかで強調する必要があります。
また、その家がどのような世帯の方に必要なのかを考え、ターゲット層を絞る方法もおすすめです。
不動産のポータルサイトに物件情報を掲載する、ターゲットエリアにポスティングをおこなうなど、不動産会社と相談して広告数を増やせます。
ただし、追加で広告を作成すると、別途費用がかかる不動産会社もあるため注意しましょう。
内見がうまくいかない場合の対策
内見がうまくいかず、購入希望者の方との契約に至らない場合は、対応を見直す必要があります。
当日は笑顔で愛想良く出迎える、明るく挨拶をするなど、購入希望者の方に好印象を持ってもらえるような対応を心掛けましょう。
また、購入希望者の方に聞かれたことは、たとえマイナスな内容でもはっきり答えると信頼を得られ、購入につながる可能性が高まります。
自身の対応だけでなく、家のなかを全体的に清掃してとくに水場を清潔にする、荷物を片付けるなど物件自体が良く見える取り組みも大切です。
さらに、照明を使って屋内を明るく見せる、家具やインテリアにこだわってディスプレイをするなどの対策にも効果があります。
売り出しから時間が経っている場合は値下げも検討する
すでに売り出しから長期間経過しているにも関わらず、売れる気配がない場合は値下げを検討するのがおすすめです。
売り出したばかりの頃は、高値でも売れる可能性が残っていますが、時間が経つとそれも難しくなります。
そのため、相場との差額を見ながら、少しずつ値段を下げて様子を見ましょう。
ただし、家の値下げは売れない場合の最終手段であるため、まずはほかの対策を試してみる必要があります。
ほかの対策をおこなっても売れなかった場合に、値下げを検討するようにしましょう。
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まとめ
家が売れない場合は、不動産会社に買い取られたり、競売に出されたりする可能性があります。
問い合わせ件数が少なく、内見をあまり実施していない場合や、内見時の対応が良くない場合は売れにくいです。
そういった場合には、値下げも視野に入れつつ、さまざまな対策を実施して家の売却を目指しましょう。
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